これからのウエディング業界


海外に進出するウェディングプランナー

日本のウェディング・ブライダル業界の行き届いたサービスや細やかな心遣いが海外でも人気です。

また、ブライダル業界も日本が少子高齢化で業界自体が縮小化に向かうのではないかという問題もあり、経済発展がめざましいアジアや中国へどんどん進出しています。

中国市場は、2010年のブライダル産業売上高が推計8.4兆円、同じ年の婚姻届けの提出数が1,205万組という巨大マーケットなので、日本のブライダル業界がこれを見逃すはずがありません。

中国で日本スタイルの結婚式をアレンジして提供しているブライダルプロデュース会社も増えています。

一昔前までの中国の結婚式は、日本と違ってささやかな食事会といった感じでした。招待客も食事を済ませると式の途中でも帰るといったちょっと寂しいものでしたが、中国の経済の発展とともに結婚式にお金をかけるカップルが増えてきました。

その背景には花嫁・花婿の両親が「子どもには立派な結婚式を挙げさせたい」という思いもあるようです。

一人っ子政策で、きょうだいが少ないため、一人にお金をかけられるということもあります。

ただし、この日本式のウエディングスタイルを浸透するにはまだ時間がかかりそうです。

若い招待客は、自分のときの参考にしようということで、日本式のウエディングスタイルに関心が高い人も多いのですが、まだ年配の招待客は以前と同じく途中で帰るという人も多くいたり、中国と日本は根本的にサービスに対する意識が違うため、中国人スタッフへの教育の問題など、多くの課題があります。

そこで日本から中国へ派遣されているのがウェディングプランナー。

現地スタッフへの教育や研修など、重要な役割を担っています。

ウェディングプランナーは日本だけでなく海外で活躍する時代になりそうですね。


ブライダル業界の現状

世の中の流れとともに挙式の形態も変わりつつあります。ilm10_ac01003-s.jpg

日本で行われている挙式スタイルはキリスト教挙式、神前挙式、人前挙式の3つありますが、現在もっとも人気があるのは人前挙式です。首都圏では7割がこのスタイルになっています。

人前挙式は特定の宗教に依拠しないスタイルで式の自由度が高いので、よりオリジナリティを出したいカップルの人気を集めています。

ブライダル業界もそういったニーズを挙式に取り入れ、さまざまな要望に応えられる臨機応変さが求められています。

また、「セカンド・ウエディング」「おめでた婚」「プラチナ婚」など、結婚式の形態も多種多様になっていることから、少子化で低迷と言われますが、ブライダル業界も少しずつ様変わりをしながら発展していく可能性があります。

少子化で結婚式自体の数は少なくなりブライダル業界を心配する声もありますが、結婚年齢もだんだん高くなっていることもあり、比較的高価なハウスウエディングを希望することから、挙式1件あたりにかける費用は増加傾向にあります。

ただし、ブライダル業界も今までのような古いスタイルのところは敬遠されるので、業績を大きく伸ばすところとそうでないところにはっきりと分かれる傾向もあります。

また、震災後に女性の意識が変化し、今までは結婚を考えなかった人も意識するようになっているので、これからの業績が期待される業界といえます。